2012年08月15日

扁桃体【脳の中の痛みE】

今回からは、『痛み』に関連する脳の領域のうち、『痛み』の情動認知に大きく関わる脳の領域について、箇条書きにして紹介します。(^^)/


ただ、脳の機能について、私自身まだよく理解していないため、頼りない内容となっています。。。(>_<)


ここで、情動認知についておさらいしておきます。


情動とは、怒り、恐怖、喜び、悲しみなど、急速に引き起こされた一時的かつ急激な感情の変化のことです。


認知とは、ある対象を知覚したうえで、それが何であるか判断したり解釈したりする過程のことです。知覚とは、ある対象から受けた感覚を、ひとまとまりの意味のあるものとして捉えることです。感覚とは、ある対象から受けた刺激を、感覚器によって受け取ることです。例えば、リンゴを見るとき、何か(リンゴ)が目に映ったと感じることが感覚(視覚)で、それを「赤い」、「丸い」と捉えることが知覚で、それを知識や経験に基づいて「リンゴだ!」と判断することが認知です。


では、『痛み』の情動認知に関わる脳の機能についてみていきましょう。(^^)/



B扁桃体

扁桃体は、快、不快の評価に大きく関わります。


扁桃体の中心核の約78%のニューロンが、下肢への痛み刺激によって興奮したと報告されています。


扁桃体は、『痛み』の情動的側面に重要な関わりをもつ領域として、いくつかの研究によって支持されています。


扁桃体は、痛み刺激と不快情動を結びつける役割をもつことが示唆されています。


・人間は喜怒哀楽という情動をもっていますが、万国共通のものとして、怒り、悲しみ、嫌悪、驚き、恐怖、幸福の6つ情動が確認されています。扁桃体は、この6つの情動に共通して関わる領域で、情動喚起のプロセスとして最も重要な領域として認識されています。


・『痛み』を有害と思う人は、扁桃体の活動が高いことが示されており、扁桃体の活動は、『痛み』の情動的側面に影響を与え、知覚の強度に影響することが考えられています。


扁桃体を取り除いたサルは、恐怖を感じないことが明らかになっており、人間においても、扁桃体に病変をきたすと、情動反応に問題が生じます。


侵害受容器からの刺激がない場合でも、扁桃体シナプス興奮性が高まると、慢性痛の症状を示すことが確認されており、不快情動反応が慢性痛に関与することが示唆されています。


扁桃体の活動増加によって、内側前頭前野の活動が減少することが、動物実験で明らかにされており、この神経プロセスが慢性痛の引き金になることも想定されています。


つづく・・・


〈主な参考文献〉
松原貴子,沖田実,森岡周:ペインリハビリテーション,三輪書店.2011.

Feuno-logo-finish-small.jpg
股関節、腰、膝の痛みセラピー
『Feuno/フーノ』
ホームページはこちら


posted by ふなこしのりひろ at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 痛みのしくみ
スポンサーリンク