2013年02月08日

股関節痛【私の痛みO】

今回も前回に引き続き、私の股関節痛の総括です。(^^)/


大学病院で、痛み止めの薬、ロキソニンをもらって飲んだところ、痛みは半減しました。これに気を良くして、「からだを鍛えれば痛みはなくなるのでは?」という思いつきで、スクワットやストレッチなどを激しく行いました。すると、薬の効果が切れ始めるころ、歩くときの痛みが、激痛と言っていいものになっていました。歩くのがとても大変でした。(>_<)


また、サーフィンをしているときですが、サーフボードから降りるとき、左脚を先に降ろして右の股関節が深く曲がると、痛みが出現しました。


なぜこのようなことが起こったのでしょうか??


まず、痛み止めの薬は、痛みを治すものではなく、痛みを感じにくくさせるものです。痛み止めを飲んだからといって、直接的に痛みの原因が治るわけではありません。ですので、薬の効果が切れたら痛みが強くなったというのは、当然のことです。


さて、私の痛みは、歩くとき、右足を踏み切るときに、股関節の前面に出るものでした(図1)。


歩行腸腰筋.JPG
図1:歩行時の腸腰筋



股関節の前面には“腸腰筋”という筋肉がありますが、この図1-bのように右足を踏み切るとき、腸腰筋は引き伸ばされ、また、右脚が後ろへ流され過ぎないようにするために活動(収縮)します。つまりこの図1-bのときは、腸腰筋の中の圧力が高くなって、腸腰筋が硬くなり、腸腰筋の中の血管が潰されるタイミングなのです。


その後、この腸腰筋をもみほぐすことを覚え実行していったのですが、それによりこの痛みは軽くなりました。つまり、私の股関節の痛みの主な発生源は、この腸腰筋だと思われます!!(`ヘ´)/


そして、スクワットをすると痛みが強くなることについても、腸腰筋が関係しています。(図2)。


スクワット.JPG
図2:スクワットと腸腰筋



私は当初、図2-aの方法でスクワットを行っていました。こちらの方が、より太腿の前面の筋肉(大腿四頭筋)を鍛えられるからです。しかし、この方法では、『頭、首、腕、体幹、骨盤を合わせた重心線』、『股関節軸』、『腸腰筋』の位置関係から、腸腰筋に大きな負担がかかります(腸腰筋が強く収縮する)。つまり、腸腰筋が硬くなり、痛みが発生しやすくなります。このことより、スクワット後に痛みが強くなるのは当然のことでした。(>_<)


そこで最近、図2-bの方法でスクワットを行ってみました。この方法では、前出の位置関係から、腸腰筋の負担がとても小さくなります。その結果、痛みは全く出ませんでした♪(^^)/


つまり、図2-aでは痛みが出て、図2-bでは痛みが出ない、これは痛みに腸腰筋が関係していることを物語っています。(`ヘ´)/


サーフボードから降りるときも、スクワットと同じ原理で痛みが出たのだと思われます(図3)。


サーフィン.JPG
図3:サーフボードから降りるときと腸腰筋



サーフボードから降りるときは、体を後方へ動かします。すると、体(頭、首、腕、体幹、骨盤、左脚)には、この後方への力と重力が合わさった力がかかります。体が後ろへ倒れていかないようにしながらサーフボードから降りるためには、この『後方への力と重力の合力』、『股関節軸』、『腸腰筋』の位置関係から、腸腰筋に大きな負担がかかります(腸腰筋が強く収縮する)。したがって、このようにサーフボードから降りようとすると、腸腰筋から痛みが発生しやすくなります。(>_<)


ストレッチをして痛みが強くなったというのは、姉妹ブログ『腰痛、股関節痛、膝の痛み、、、手術その前に!!』で紹介した作用によるものと思われます(詳細はこちら)。


それは、「ストレッチの持続時間が長くなればなるほど、筋肉の酸素量はどんどん減少していく」という作用です。つまり、ストレッチをやり過ぎると、発痛物質が産生されやすくなり、痛みが生じやすくなるということです。これが、ストレッチをして痛みが強くなった原因だと思われます。(`ヘ´)/


つづく・・・


〈主な参考文献〉
Jacquelin Perry,Judith M. Burnfield:ペリー 歩行分析 正常歩行と異常歩行 原著第2版
(武田功・他監訳).医歯薬出版,2012.
Donald A Neumann:筋骨格系のキネシオロジー(嶋田智明・他監訳).医歯薬出版,2005.

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posted by ふなこしのりひろ at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 私の痛み