2013年05月04日

推進力の生成A【歩行の基本C】

前回紹介したように、歩行において、1歩目を完了して2歩目へ移るとき、1歩目で作った身体を前進させる力、すなわち身体が落下する力をできるだけ損なわないよう、私たちの脚には巧妙な仕掛けが備わっています。


ロッカー機構.JPG
図1:ロッカー(揺りてこ)機構



その仕掛けとは、脚を1本の棒とみなして、その棒を回転させることで推進力を損なわないようにするものです(図1)。これはロッカー機構と呼ばれています。


まず、1歩目で脚が斜め前方に、床に向かって落下していきます(図1-a)。


脚が床に着くと、着いたところを支点として脚が前方へ回転します(図1-b)。ここで、床へ落下する力が、前方へ回転する力へ変換されます。


脚が前方へ回転することにより、脚の上に載っている身体が前方へ前進することとなります(図1-c)。


このように私たちは、身体が落下する力を回転する力に変換しながら歩いているのです。この変換にはいくつかの段階があります。それは、このロッカー機構が行われる部分が、次々移動していくからです。


それらは順番に、
1.ヒールロッカー
2.アンクルロッカー
3.フォアフットロッカー
4.トウロッカー
と呼ばれています。


つづく・・・


〈主な参考文献〉
Jacquelin Perry,Judith M. Burnfield:ペリー 歩行分析 正常歩行と異常歩行 原著第2版
(武田功・他監訳).医歯薬出版,2012.

Feuno-logo-finish-small.jpg
股関節、腰、膝の痛みセラピー
『Feuno/フーノ』
ホームページはこちら


posted by ふなこしのりひろ at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 歩行のしくみ
スポンサーリンク