2014年02月09日

エネルギーの温存D【歩行の基本21】

c.矢状面での膝関節の屈曲

上下の重心移動.jpg
図1:上下の重心移動



歩いているときは重心が上下に移動していますが(図1)、上への重心移動を最小にするための工夫として、「矢状面での膝関節の屈曲」があります。


棒が歩いているときに重心が最も高くなるときは、片脚立ちになって垂直になるときです。


歩行時の膝関節屈曲.jpg
図2:矢状面での膝関節の屈曲



私たちが歩くときも、このときに膝関節が完全伸展位(0°)のとき、つまり膝が真っ直ぐなときが、もっとも重心が高くなります(図2-a)。


実は、私たちは、この重心が最も高くなるとき、膝関節を少しだけ曲げているのです(図2-b)。


骨盤の高さに注目すると、膝関節を屈曲したときの高さ(赤い横線)が、屈曲していないときの高さ(緑の横線)より低くなっています。つまり、重心の上への移動を小さくできているのです。


私たちはこのように、膝関節を屈曲して上への重心移動が小さくなるような歩き方をしています。


次回は、もう一つの上への重心移動を最小にする工夫、「前額面での骨盤の回旋」について説明していきます。(^^)/


つづく・・・


〈主な参考文献〉
Donald A Neumann:筋骨格系のキネシオロジー(嶋田智明・他監訳).医歯薬出版,2005.
Jacquelin Perry,Judith M. Burnfield:ペリー 歩行分析 正常歩行と異常歩行 原著第2版
(武田功・他監訳).医歯薬出版,2012.

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posted by ふなこしのりひろ at 16:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 歩行のしくみ
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