2012年03月24日

股関節痛【私の痛み@】

私は、名古屋の急性期総合病院で、理学療法士としてリハビリテーションの仕事に携わっています。理学療法士としては2年目です。

日々、怪我をされた患者さん、病気になられた患者さんが、元の生活を送れるようになるため、お手伝いをさせていただいています。

患者さんの脚や腕を揉んだり動かしたり、動作を指導したり、病院内を動き回っています。

そんな中、私の体に異変が起こりました!

2011年11月上旬、歩くときに、右の股関節に痛みが出るようになったのです!右足を踏み切るときに電気が走るような痛みが出るのです。

しばらく様子をみることにしました。3週間ぐらい経っても痛みはひいてきません。

痛みがひくどころか、痛みが出ないように歩いていたため姿勢が悪くなり、腰も痛くなってきて、足の指先がしびれてくるようになりました。

痛みが出始めてから約4週間後の12月2日、大学病院の整形外科を受診しました。X線写真を撮り、それを見た医師は私に告げました。

Dr:
「『外傷性変形性股関節症』ですね。」

私:
「ん・・・」


確かにX線写真をみると、右の股関節が左と比べて変形しています。

4EF91C86.jpg
X線写真


『変形性股関節症』、職場では、頻繁に耳にする言葉です。

Dr:
「これは人工股関節全置換術の適応ですね。欧米だとすぐに手術のケースです。」

私:
「え!・・・」


私の職場では、股関節や膝関節の『人工関節全置換術』という手術を積極的に行っています。関節を丸ごと人工のものへ交換する手術です。人工股関節にすると、その股関節が脱臼しないように、股関節の動きに制限をかけなければいけません。つまり、思いっきり身体を動かすことが出来なくなります。激しいスポーツをすることが出来なくなります。

Dr:
「まぁ、今回の痛みがこの変形性股関節症そのものから生じているかは分かりません。もしかしたら『股関節唇損傷』が存在し、そのための痛みかもしれません。これについても、別の検査、『造影MRI』をしてみないと分かりません。『股関節唇損傷』の場合、鏡視下手術をすることになります。ただ、この手術をしたからといって、痛みがとれるかどうかは分かりません。いずれにしても、将来的には人工股関節となるでしょう。」

私:
「ぁ・・・(放心状態)」


まさか自分が馴染みある‘あの’人工股関節になるとは思いもしませんでした。医師からの立て続けの不幸なお知らせに圧倒され、ショックで何も考えられなくなってしまいました。(>_<)

手術を宣告された患者さんの気持ちが、少し分かった気がしました。。。


つづく・・・


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2012年04月29日

股関節痛【私の痛みA】

大学病院の医師から宣告された病名は『外傷性変形性股関節症』でした。実は、私は、約16年半前の1995年5月に、交通事故に遭っています。ゴールデンウィークの行楽日和の中、オートバイで遠方の友達の家に向かっていました。


片側1車線の国道は、大渋滞。私は車と歩道の間を、すり抜けながらゆっくり走っていました(このようなすり抜け走行は、してはいけないことです(>_<))。すると、渋滞中の車と車の間へ向かって、対向車が右折してきました。その対向車は道路に面しているお店の駐車場へ入ろうと右折してきたのです。ちょうどそのとき、その渋滞中の車と車の間を、私のオートバイが通りかかりました。


そして・・・、その対向車は、私とオートバイに横からぶつかり、跳ね飛ばしました。私はお店の駐車場へ、5mほど飛ばされました。私は激痛にうなされ、救急車で病院へ運ばれていきました。そして、脚の骨が折れ、股関節が脱臼してしまっていたため、緊急手術となり、3ヶ月間、入院することになりました。


私はこの事故で、右脛骨(すねの骨)を粉砕骨折し、右股関節を脱臼骨折してしまいました。股関節の脱臼骨折では、大腿骨の骨頭の下が欠けてしまいました。脱臼は、脱臼してから時間をおかずに再脱臼すると、脱臼が癖になってしまい、脱臼しやすくなります。そのため、入院して3週間は、脚が動かないように固定して、ベッドで寝たきりの状態となりました。


幸い、手術後の経過は良好でした。このときの医師は退院時に「もう何をしても大丈夫。スポーツも普通にできる。どんどん身体を鍛えなさい。」と私に伝えました。股関節を脱臼すると、大腿骨の骨頭が壊死する可能性があるのですが、私にその徴候は見られませんでした。


今回の『外傷性変形性股関節症』、これは明らかに16年半前の交通事故による怪我の影響です。当時の医師から「何をしても大丈夫」とのお墨付きをもらっていたのに、まさかそこが痛んでしまうとは。(>_<)


つづく・・・


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2012年04月30日

股関節痛【私の痛みB】

私に手術の宣告をした大学病院の医師は、こう付け加えました。

Dr:
「まあ、しばらくしたら痛みがなくなることもあります。痛み止めの飲み薬を出しておきますので、様子をみましょう。あと、大腿骨頭が壊死していないか確認したいので、MRI(核磁気共鳴画像法)を受けて下さい。」

私:
「わかりました・・・」


次回の診察日までのロキソニン(痛み止め)を処方され、雲の上を歩いているようなフワフワした落ち着かない気持ちで自転車に乗りながら帰宅しました。そして、午後からは仕事をしました。


早速ロキソニンを飲み始めました。ロキソニンの効果は絶大で、薬が効いている間は痛みが半減しました。「この調子で治っちゃうかも♪」と喜びました。しかし、半減したとはいえ、痛みは出るので、以前のように歩くことはできません。また、痛みが出る動きにも変化が生じ、あぐら(胡坐)をかくとき、自転車に乗ろうとサドルをまたぐとき、階段を昇るときにも痛みが出るようになりました。


12月9日にMRIを撮り、12月20日に2回目の診察を受けました。

Dr:
「MRIを見る限り、大腿骨頭の壊死はなさそうですね。痛みが軽くなっているみたいで、良かったですね。このまま様子をみてもいいと思いますが、痛みが消えないようであれば手術しかないと思いますよ。一度、『造影MRI』をしてみませんか?股関節に造影剤を注入するので、ただ画像を撮るのとは違って、身体への負担が大きいですが。」

私:
「手術ですか・・・。まだ、『造影MRI』をする気にはなれません・・・」

Dr:
「そうですか・・・。CT(コンピュータ断層撮影)を撮って骨の状態を確認するのもいいかもしれません。どうですか?」

私:
「わかりました。CTは撮ってください。ところで、運動はどこまでやってもいいのでしょうか?ジョギングや自転車、水泳やサーフィンはどうなのでしょうか?」

Dr:
「痛みが出ない範囲で是非運動してください。ただ、股関節に強い衝撃が加わるような運動はしない方がいいと思います。ジョギングはあまりしない方がいいかもしれません。自転車や水泳は良いと思います。安静にしているよりも、よく動いてください。その方が、“生活の質”や精神衛生の面でも、良いと思います。」


診察後、CTを撮りました。また次回の診察日までのロキソニンの処方箋をもらい、帰宅しました。そして、午後から仕事。この12月後半は、忘年会シーズンです。会場が座敷の場合、あぐらをかくと痛みが出るので、楽な姿勢をとるのに大変でした(汗)。


12月27日、3回目の診察を受けました。

Dr:
「CTを見ると、右の股関節の骨が荒れていますね。この荒れているところが、股関節を動かすと相手の骨とぶつかって、痛みが出ているのかもしれませんね。手術でこの荒れているところを綺麗にしてあげれば、痛みは出なくなるかもしれませんよ。」

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3D-CT(正面像)

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3D-CT(背面像)


確かに右股関節の骨の輪郭が左に比べてガタガタしています。

私:
「手術はちょっと考えさせてください。」

Dr:
「分かりました。このまま様子をみましょう。特に痛みに変化がなければ、1ヶ月後にまた来てください。」


また次回の診察日までのロキソニンの処方箋をもらって、午後から仕事。この日も忘年会があって、会場は座敷でした。座るスペースが狭く、あぐらをかかざるを得ませんでした。痛みを感じながら、たくさんのビールを飲みました。帰宅途中、酔っぱらった頭で「手術もしょうがないかな〜・・・」などと、夜空を見上げながら、ぼんやり考えていました。(>_<)


つづく・・・


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posted by ふなこしのりひろ at 01:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 私の痛み

股関節痛【私の痛みC】

ロキソニンのおかげで、発症当初の半分の痛みでの生活ができていました。しかし痛みが完全に消える気配をあまり感じません。1月上旬、痛みが出始めてから2か月が経過しました。「手術した方がいいかな・・・」と、少し手術の方へ気持ちが傾きだしました。


私は手術の経験がこれまでに3回あります。交通事故のときの緊急手術、その手術で脛骨の骨折部を支えるために埋め込まれた金属プレートを抜く手術、2001年2月に受けた腰椎椎間板ヘルニア除去手術の3回です。手術経験が数回あるため、私の手術に対する抵抗感は比較的小さくなっていました。


しかし、手術には多くのデメリットがあります。手術をすることで身体全体のバランスが崩れ身体に様々な悪影響が生じる、休職をすることになるので職場に迷惑がかかり収入も減る、半年から1年間は運動をすることができない、などです。特に今回は、手術をしたからといって痛みがなくなるかどうかわからない、という大きなリスクが存在します。実際に私の職場でも、手術をしても痛みがなくならない患者さん、逆に痛みが強くなったり麻痺が生じてしまったりした患者さんがいらっしゃいます。


「やっぱり、手術は怖い・・・したくない!」という気持ちと、「手術しかないかも・・・」という気持ちが、毎日頭の中で交錯していました。「同じように股関節を痛めた人はどうしているのだろう?他に痛みをなくす方法はないのかな〜??」と思い、インターネットでいろんなページを見て回りました。


そこには、手術をして痛みがなくなり喜んでいる人、手術をしたことを後悔している人、手術を迷っている人などの、感想や意見を知ることができました。また、手術をせずに痛みを軽減させる治療法や治療者についても知ることができました。手術以外で痛みを軽減させる方法は、私もいくつか知っており、私の職場の同僚にも、そのようなことをできるものがいます。ただ、そのような治療法は、治療をしたそのときだけ痛みがなくなり、しばらくすると再び痛みが出てくることがほとんどです。


そのような中、あるブログがとても気になりました。それは股関節の痛みを、その場だけでなく、継続して軽減させることに成功している治療者のブログでした。その方は、私と同じ職業である、理学療法士でした。病院に勤めているのではなく、自ら開業して治療を行っています。その方の痛み治療の考え方に、とても共感しました。股関節の痛みは、日々の姿勢や歩き方に原因があるとの視点から、治療を行っています。その方は東京の銀座で『股関節セラピー ginzaplus』という名前で開業しています。名古屋からは遠いですが、勉強がてら、一度私の痛みを診てもらうことにしました。(^^)

『股関節セラピー ginzaplus』ホームページ
http://ginzaplus.com/

ブログ『もっと知りたい股関節痛!! 〜一生自分の脚で歩くために〜』
http://blog.ginzaplus.com/


つづく・・・


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posted by ふなこしのりひろ at 11:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 私の痛み

股関節痛【私の痛みD】

1月31日、4回目の診察を受けました。前回の診察から特に変化もなく、私の手術回避の希望が強いので、医師との会話も淡白なものでした。

Dr:
「では、このまま様子をみましょう。次回は3ヶ月後でもいいと思います。実は、私は異動で4月から他の病院に勤務することになりました。ですので、この病院の他の整形外科医に引き継がせていただきます。その先生はリハビリテーションの分野でも有名な先生です。」

私:
「わかりました。よろしくお願いします。」


またこれまでと同様、次回の診察日までのロキソニンの処方箋をもらい、午後から仕事をしました。


2月3日、東京へ行き、『股関節セラピー ginzaplus』で治療を受けました。これまでの経過を説明し、私の痛みについて訴えました。『股関節セラピー ginzaplus』の佐藤先生は、ざっと私の痛みについて検査をしたあと、いとも簡単におっしゃいました。

佐藤先生:
「この痛みは半年もすればなくなる痛みですね。」

私:
「ホントですか?!」


この一言で、一気に目の前の視界が開けた気がしました♪佐藤先生は、痛めている股関節周囲の筋肉を指でほぐしたあと、姿勢や歩き方について指導してくれました。筋肉をほぐしてもらうことで痛みが少し軽くなり、指導してもらったように歩くと、楽に歩くことができました。私の筋肉は、とても凝り固まっているようでした(汗)。


治療中、股関節痛について、いろいろなお話を聞かせてもらいました。佐藤先生は私の質問に、快く答えてくれました。痛みを軽くしてもらったうえに、勉強もさせてもらい、とても充実した時間を過ごせて、とても嬉しかったです♪治療後、教えてもらった姿勢、歩き方を実践しながら東京観光をし、翌日名古屋に帰りました。


つづく・・・


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posted by ふなこしのりひろ at 18:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 私の痛み